高知県・大豊町の大杉
日本一古い大杉のある大豊町に立ち寄る。
ここは山間の静かな村。
写真の大杉はすさのおのみことが植えられたと
伝えられる樹齢約3000年の古木で、
八坂神社の境内に生えている。
立入禁止で間近には近寄れない。
二本の杉の木が根本で絡み合っていて、別名が夫婦杉。
手前が「南大杉」で奥のが「北大杉」。
南大杉の方が大きい。
境内の外(南側)から見たところ。
神社から少し坂を下りたところに道の駅「大杉」があり、
ひばりさんグッズ、その他のお土産を買える。
大杉の資料館に売っていたもの。
木から落ちた枝などで作られているらしい。
木肌がものすごくなめらかで、すべすべして杢目が詰まっている。
無人なので値段がわからずに買えなかった。
仕方ないので写真だけ記念に撮る。
写真の右上に写っているのはキーホルダーのようなもの?
この神社に隣接して美空ひばり歌碑なるものがあり、
その昔、美空氏が大杉に日本一の歌手になれるように
願掛けしたことが縁で歌碑の建立に至ったらしい。
この歌碑、一見の価値有り。
↑このプレートに乗ると歌が流れてくる。
歌碑の写真左側に可愛らしいひばりさんが写っている。
こちら側の景色が写り込んでるけれど、
心霊写真ではありません。(^^;)
歌碑の前に歌のタイトルが書いてあるプレートがあり、
そこを踏むと大音響で「川の流れのように」が響きわたる。
思わずあたりを伺う。
周囲は山に囲まれた民家が建ち並ぶ、言うなればのどかな田舎の町中、
そこに美空節が炸裂するのである。プレートを踏んだ責任もあり、
歌が終わるまで動くわけにも行かず固まってしまう。
だが次第にこの自然に囲まれた青空の下で大音響の「河の流れ」を聞くのが
心地よくなってくる。
こうして歌を聴くというのは手を合わせるのと同じくらいに、
歌手であるひばりさんを偲ぶ事なのではないかと思う。
ついでに他の歌もプレートを踏んで聴いて帰る。
ところで…こちらは観光客だから良いが、
ご近所の人たちは騒々しく思っていないのだろうか?
スミマセン、年末に騒々しくしてしまって・・・。
2003年12月撮影
up 20040115
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