徳島県・脇町 うだつ
徳島へ入り脇町の古い町並みを見に行く。
道の駅に車を止めて町並みをぶらぶらと歩く。
ここは「うだつの町」と呼ばれ、
古くは四万十川を交通路にして栄えた船着き場のある古い商家が立ち並ぶ。
うだつとは町屋の妻壁に張り出した袖壁のことで、
防火の役目をしている。
このうだつを上げることは出世を意味し、
ことわざの「うだつ」もここから由来している。
資料館や文化財の吉田家を拝観し、古い町並みを満喫する。
古着屋さんやお土産屋さん、図書館などが立ち並ぶ。
凝った意匠は見飽きない。
盗難防止・明かり取り&通気の役目をする格子窓、むしこ窓(2階窓)。
かつての藍商、吉田家を南から見たところ。
中はものすごく広い。
吉田家の南側、船着き場から見たところ。
昔はこの石段の所まで吉野川が流れており、
船荷の積み降ろしをしていたらしい。
脇町は町並みもなかなか揃っていて古き良き物を残そうという意気込みが見える。
調べたわけではないがこういう所は通常、
景観条例があって建て替えやリフォームの時に
町並みを壊さないように色々な規制がある。
住む人のプライドと努力も感じる。
この日はオフシーズンで観光客もまばら。
元船着き場も公園に整備されて、
閑静で落ち着いたたたずまいの観光エリアになっていた。
2003年12月撮影
up 20040115
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