広島県・大久野島 2
うさぎの楽園に歴史有り
2日目です。

朝からホテル前の広場でウサギと遊びます。

ホテル前の広場には数多くのウサギが点々と散らばって寝そべっていますが、全体でひとつの群れではなく、小さな群れの集合体で、それぞれ縄張りが有るようです。

他の群れからやって来てエサをねだると、かみついて追い出していました。
おお〜、野生のウサギは強い。

ほんの4〜5m離れているだけなのに、違う群れらしい。
わざとカメラを近づけて撮っているのではなくて、エサをおねだりしようと顔を寄せてきます。

うさぎってずっと鼻をくんくんさせているので忙しそう。

変な顔〜。
前足をあげて可愛い子のふり。

まるでピーターラビットのよう、と、島のHPに書いてあったとおり、本当にピーターラビットの挿絵みたいな仕草でした。
  大久野島は戦後に近くの小学生がウサギを放したのが始まりだそうですが、その後、誰かが飼っていたペットを放したらしく、色々な種類のウサギの血が混ざっていったそうです。

元々は穴ウサギという種類を改良したウサギだけだったのだとか。

この子はふさふさしていて、ちょっと違う種類?
  ホテル前広場。

時間によって、この広場いっぱいにウサギが群れています。

島に来る前はエサでおびき寄せないとウサギの姿は見られないんじゃないかと思ってましたが、どこにでもいます。

男子トイレの中にも入っていた(笑)。
  あるいは茂みの穴の中にいたり。
  公園でひたすら穴を掘り掘りしている子も居たり。


←楽しいのだろうか?
  海沿いのウサギ型オブジェ。

かと思ったら集音器なんだそうです。

ヘルメットみたいに頭にかぶって耳を当てて音を聞きます。
  なんて言っているそばから、寄って来る来る。
車の下で日差しを避けてます。

猫みたい。
  せっかくなので午前中に島を時計回りに一周します(時計回りと決めてあるようです)。

自転車でぶらっと回れる距離です。

 
  毒ガス貯蔵庫跡。

実は大久野島は極秘に旧日本軍が毒ガス製造をしていた所だそうです。

そのため、大久野島は一時、日本地図から消えていたのだとか。

負の遺産をめぐりつつ、ウサギとふれ合います。
  これから行く山側に住むウサギは、いつも人間にペットフードのエサをもらえるホテル前のウサギと違って、木の根などのヘルシーな物も食べていて、グルメなんだそうです。

ニンジンはどうかな? 
  山のウサギは暑さを避けて山の中や溝に潜んでいました。 
  この子は耳が欠けています。

なんでも鳥に突かれるんだそうです。
野生ってワイルドですねぇ、というか大変ですねぇ…。


この後、エサをねだりに飛び出してきました。

ニンジンは美味しいらしい。(^-^)
  上り坂。
自転車は押して上がります。

 
  北部砲台跡。

結局、実戦には使われなかったそうですが、過去の軍事施設があちこちに点々と残っています。
  火薬庫跡。
屋根は朽ちてしまっていて、有りませんでした。

火災や爆発を想定して、軽い屋根で作られていたそうです。


戦後はアメリカ軍が使用していたのだとか。
  さて、自転車に乗ろうとしたら山からウサギが駆け下りてきました。

山のウサギは警戒心が強いと聞いていましたが、それでも足もとに群がってきます。 
  中には手渡しでニンジンを取ろうとしない子も居ましたが、そっと差し出すと近寄ってきました。

この子も変わった毛並みです。
  ウサギに妨害されて自転車が出せない。(笑)
  山を抜けて海岸近くまで下りてきたら発電場跡。

今は立ち入り禁止ですが、建物は落書きまみれでした。 
  一周して戻ってきました。

余ったニンジンをあげようとしたらひざに乗ってきた黒ウサギ。 

こちらが体にさわろうとすると少し嫌そうな素振りですが、向こうから寄ってくるのは平気みたいです。

島にいる間、こうやってエサを持ってしゃがむと、ウサギは警戒することもなくひざに乗ってきました。

可愛い〜!
  今日はホテル泊なので車にカバンを取りに行ったらウサギに狙われました。 

カバンのファスナーを少し開けていたら、中身の手提げバッグを引っ張って行かれそうになりました(汗)。

あわてて閉じる。 
  「ここにもニンジン入ってるやろ〜」と言いたげなウサギ。

カバンを占領された。(^^;)

  やれやれ、今日は布団に寝られそうです。

幸せ〜。 
  ホテル前にはプールもあります。 
  ホテル前の広場の茂みでウサギが日差しを避けて寝そべっています。

やはり毛皮を着ているだけあって、夏は暑そう。 
  少し穴を掘ってお腹を冷やしているみたいです。

昼下がりは眠いのかも。
  あくびして… 
  寝る。



緊張感ないのかなぁ? 
  天敵がほとんどいないのでのんびりしてるのかも。 
  でも白いウサギをあまり見かけないなぁってホテルのお姉さんに言ったら、白い子はものすごく目立つので鳥に狙われてしまうのだそうです(泣)。

野生なので仕方ないのでしょうが、自然は厳しいです。

白くなくても、時々、耳が欠けていたり、頭に怪我をしている子が居るのも、何でだろうと思っていたら、鳥が突くのだとか。(T_T) 
  低木の根元に群れて寝そべってます。 
  この子はほぼまっ白。 
  真っ黒の子もいる。 
  右の子は種類が違う? 
  小さくまるまって可愛い白い子。 
まだ子どもみたいですが、鳥に狙われずに頑張って欲しいです。
  ボーッと立っているだけで前や後ろからおねだりしてきます。 


ウサギの鳴き声って聞いたことが無くて、ここの島ではじめて鼻を鳴らしているような声を聞きました。

鼻を鳴らしていただけかも知れないけれど??

  これは…もしかして、タヌキ?
 
  一応、ウサギらしい…。 
  まだ子どもです。 

みんな可愛らしくて面白いので、カレンダーを作るのか?というほど写真を撮りました。
 撮影日2013年8月28〜30日  1に戻る

3に続く


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